次に始まったのは『敷居作り』です。
さてさて。

この角材が素敵な敷居に変身してくれるのでしょうか?

まずはこの機械で木を削って行きます。
ちょっと削っただけで檜のいい香りがします。

親方が『最近は材木屋さんで全部加工してくれるんやけどねぇ~。』と言っていました。
この立派な機械もあまり登場機会が無いそうです。
なんだか勿体ない話だわ。

一本の角材を何度も削り、なおかつそれが十本ほどあるので全部が終わる頃には山のような削りカスが。
部屋中に檜の香りが充満していて、なんだか檜風呂に入っているような気分になりました。
う~ん、贅沢。(´∀`)

ピカピカ&つるつるになった檜ちゃん。
ついつい触りたくなるくらい素敵な手触りです。
なんかもう「これでいいんじゃないの?」というくらい綺麗なのですが、『溝』がないと『敷居』にはならないのです。

というわけで、角材を台の上に乗せて『溝』作りスタート。
と、その前に。

鴨居の溝に敷居の溝を合わせるために全ての鴨居を測ります。
背が高い親方。体勢が苦しそう・・・。
さぁ、溝作り再開。

親方は軽々持ってるように見えますが結構重いこの溝堀り機(とでも言うのかしら?)。
力を均一にかけないと綺麗な溝が出来ないそうです。

『溝』登場!!
(*塾長、これもちゃんと1メートル下がったところから撮ってますからねぇ~。)

続々と敷居が出来て行きます。
『わぁ、敷居や~。』と喜んでいると『まだですよ、まだこれから“かんながけ”があります』と親方。
カンナ?ケンジの姪っ子じゃないくて??(はい、すいません。。。)
かんなって・・・

これですか~!!(≧∀≦)
そう、『鉋』です!
鉋で仕上げをしていくのです!!
テンション上がるわぁ~!!!(←違う??)

鉋をかけている親方のお姿は真剣そのもの。(いや、いつでも真剣なんですけどね。)
『親方、いつにも増して素敵やわぁ~。』(*^^*)と、更にファン度が上がります。

刃の調整をする親方。
鉋がけをしている時と同様、すごく素敵なお顔をしてはります。
お見せできないのが残念でなりません。。。

薄~い、紙のような削りカスです。
なんてすごい技術なんだろう、とクラクラしてきます。
親方曰く『鉋がけをしたのは3年ぶり。』とのコト。
最近の家はほとんどがありもので作られるそうで、こういった大工さんの技術があんまり必要になってこないそうです。
なんかすごく勿体無い話です。(T^T)
さぁ!

敷居が出来上がりました~!!

めっちゃ綺麗です。
ピッカピカのつるっつる!!
削り機で削ったものとは比べ物にならないくらいの手触りの良さ。
なんかもう手に吸い付いてくる感じです!
『僕もまだまだ大工出来ますねぇ。』と笑う親方。
何をおっしゃいますやら。
親方がNo.1です!(≧∀)b
まだまだ続く敷居作り。
続きは↓↓↓↓↓の『その2』をどうぞ。
スポンサーサイト